忍者ブログ
週2更新を目標に、だらだらと日記やらアニメの感想などを書いています。                                                                 2007/01/10 開始
[273] [272] [271] [270] [269] [268] [267] [266] [264] [263] [262
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

珍しくつづきが早いww

読んでくれた人はありがとうございます。


「まさか、こんなところでキミに会うとは・・」

心地よいはずの風にゆられる白い花の中、対峙するアスランとアステア。

「なぜお前がここに!!なぜ・・・・」
動揺するアスランからやっとのこと出た言葉はこれだけだった。

「プラントの市内観光に来ただけですよ。」

アステアの答えに激昂するアスラン

「ふざけるな!!!お前はキラなんだろ??なんでプラントを攻撃したんだ!?
 なにが目的なんだ!!」
風を吹き飛ばす程のアスランの怒声


緩やかに吹く風。少しの間の沈黙。


「貸した物を返してもらっただけだよ。
 それに・・・エビル・メアのアピールとしては最高だっただろ??」
 

アスランのわずかな希望を絶望へと叩き落とす歪んだ口元。

ただ立ちつくし、ただアステアの言葉を聞くことしかできないアスラン。

「もう少ししたらまた面白い事が起きるよ。」
 私が世界を導く・・平和か、あるいは終末へ・・・・」

そう言うと振り返り歩き出すアステア。


瞳を閉じるアスラン
キラはもういない。目の前にいるのはキラの姿をした悪夢。
アステア・ライン・ハートでありキラ・ヤマトではない。
俺がすべき事はお前を止める事。

「どこへ行く気だ??」
再び開いたその瞳に迷いは無かった。


「そろそろ戻らないと、うるさいのがいるんでね。」


「国際テロの首謀者をこのまま帰らせると思っているのか??」
上着の内側から護身用の拳銃を抜き構えるアスラン。

今まで吹いてた風が止んだ。

空気が全身に重くのしかかるような錯覚
銃口が揺れている。

先ほどまでとは明らかに違うアステア
「ここは常に平穏であるべき場所だ。」
突き刺さるような冷たい声。

アスランは銃口の震えがアステアへの恐怖からであるとようやく気付く。

無理やり震えをとめようとする
「俺は・・・本気だ。例え・・お前を殺してでも。」
震えは止まった。

「キミにはできない」







引き金を引く瞬間、銃口の先にあった筈の黒い陰は姿を消した。

次に見えたのは
空が下に、地面が上に見える光景。

次に聞こえたのは
地面へ叩きつけられた鈍い音と、激痛からでた自分の声。

「ぐあ゛あ」

無数の白い花びらが舞う。
何が起きたのか理解できなかった。

脳震盪を起こし立つ事すらままならない
揺れる視界でアステアを捉えようとする。

「だから言っただろ。キミにはできないと。」
奪った銃をスライドフレームから分解するアステア

「お前は・・今、俺が止める!!」
ふらつく体で無理やり動かしアステアへ立ち向かう
だがアステアを捉える事は無く、無数の拳がアスランを捉える。


それからしばらく白い花の中に拳の鈍い音と、
痛みに歪むアスランの声が響き続けた。






数十分の後
遂に立ち上がる事の出来なくなるアスラン。
立ち去るアステア、黒い手袋からは血が滲み垂れ跡を残す。

薄れゆく意識の中アスランが見たのは
数百m先、ミラージュコロイドをとき現れる漆黒の機体。

「フリー・・ダ・・ム?」

それは機体の色、武装こそ違えど、かつてのキラ・ヤマト登録機体
X20Aストライク・フリーダムに他ならなかった。
飛び立つフリーダム、再び散布するミラージュコロイドにより漆黒は景色へ
溶け込む、そして彼方へと消えていった。









あれからどれだけの時間意識を失っていたのだろう。
なぜアステアは俺を殺さなかったのだろう。

再び意識を取り戻したとき、すでに日は落ち始め夕焼けの日が目にしみた。
全身を痛みが襲い立つことすらままならないアスランは
初めてそこにある物に気が付いた。

一面に咲く白い花の中に包まれるようそれはあった。

”苦しみの中消えていった友たちへ魂の安らぎを”

どうやら小さな慰霊碑のようだ。


数十人の名前が刻まれている中の一つにアスランは硬直する。

「まさか・・・・・そんな・・・・だとする・・・・と・・・・・アステアは・・・・・・」



その慰霊碑には刻まれていた          







ラクス・クラインと







だいぶ今回は話が進んだかと。これで1/3が終わったような・・・・
けどまだ 
一回もMSの戦闘がない件について・・・
エビル・メアのプラント奇襲時の話も書かないと・・・

今回はアスランふるぼっこの回でした。
学がないのでもっと細かく書けるなら書きたいのだけど
いまはこれが精一杯です・・・・

ちなみにアステアは常に黒尽くめの姿です。
黒いマントを羽織り、顔にはバイザーがかけられてます

分かりにくいとこ、自分でも満足にかけてないようなとこもあるけど
最後まで読んでくれた人はありがとうございます。
こんなもんでも読んでくれたら私はハッピーです。
PR
この記事にコメントする
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (チェックを入れると管理人だけに表示できます)
うあ
|ω・)。oO(続き気になるけど…)

|ω;)。oO(急かしちゃだめだよなぁ…)

|彡サッ
あり| | 2007/11/08(Thu)13:32:31| 編集
Re:うあ
やっぱコメントしてくれると俄然やる気が出るね(`・ω・´)シャキーン
これからも見守っててくださいなww
【2007/11/09 05:51】
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カウンター
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
忍者アナライズ
つぶやき
バナー絵
鉄仮面様 作
 
As様 作
カテゴリー
ブログ内検索
アクセス解析
Copyright ©   冷しブログはじめました。   All Rights Reserved
Design by MMIT simple_plain Powered by NINJA TOOLS
忍者ブログ [PR]